トロントのロックダウン最新情報

トロントとPeel地域のロックダウンが延長されるかもしれません…涙
来週22日には少なくてもショッピングセンター内(室内！)をブラブラできるかな♪と期待していたところ、トロントとPeel地域はオンタリオ州政府(決定機関)に2週間の延長をリクエストしていると発表されました。
もし延長されたら、少なくても3月9日まで引き続きロックダウンが続きます…涙

さて、落ち着かない気持ちを抑えながら本日のトピックに移ります。


オンラインセミナーの魅力

先日、とても興味深いオンラインセミナーに参加しました。
カナダでカナディアンから酒(日本酒)の魅力を学ぶなんて、酒(日本酒)が世界で愛されていることを知る良い機会となりました。

パンデミックの中で開催されているオンラインセミナーはこの一年で本当に沢山増えましたね。皆さん工夫を凝らしてバーチャルを超えたセミナーを開催されています。
今回参加したのは、JETROさん主催で開かれたこちらのセミナー、
Japanese Sake UMAMI AND ITS DIALOGUE WITH FOODです。
4種類の酒(日本酒)とそれらとペアリングする食事がセットで付いてきました。開催日に合わせてひと足先に酒(日本酒)4本が配達されて冷蔵保管し、当日にはお弁当が日本食レストラン「銀杏 GINKO」さんから届けられると言う、数日前からワクワクさせてくれる仕組みでした♪

パンデミック前だったら恐らく会場を借りて行われていたことでしょう。
此処の所、雪が降る日も多く寒い日が続きますが、オンラインセミナーではなかったら会場へは車では行けません。地下鉄かUberか。帰りの事を考えると酒(日本酒)の飲み方も考えてしまっていたはず。
ところがオンラインだったら移動の心配がないので安心して試飲することがきますよね。主催者側にとっても会場費や人件費を抑えることができます。

臨場感や参加者とワイワイすることは叶いませんが、今回の様なお酒関係のセミナーはオンラインで正解だと感じました。


テーブルにお猪口(おちょこ)とパソコンを準備したら

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講師を務めてくださったのはMichael Tremblayさん。
Michaelさんは、酒ソムリエ(Sake sommelier)であり、酒サムライ(Sake Samurai)の称号を持つ酒エキスパートです。

ちなみに、 酒サムライとは、
日本酒造青年協議会が、日本酒と日本文化を愛し、その素晴らしさを世界に広めようと尽力している人に与える称号です。現在、「酒サムライ」叙任者は世界にたったの90人。その一人がダウンタウントロントの「KI MODERN JAPANESE + BAR」にいらっしゃるなんて！

Michaelさんは酒(日本酒)だけでなくお米や麹のこと、日本の風土や文化まで知り尽くしていて沢山の事を教えてくれました。

酒(日本酒)はもちろん好きです。しかし、酒(日本酒)の知識は初心者なので基本の所から「へ～」と関心したんです。
例えば、日本で造られる酒は「日本酒」と呼べるけど海外で造られる酒は日本酒とは呼べず「酒 SAKE」となります。フランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインのみシャンパーニュ(シャンパン)と呼べるのと同じですね。
と言うことで、トロントニアンお馴染みの人気ローカル酒造である「泉」のお酒は日本酒とは呼べないんですね。知りませんでした。。


ラインナップはこちら

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※写真右から
１．Gekkeikan Black & Gold/ 月桂冠 Black & Gold
（Agent：Select Wines）

２．Dewazakura Oka Ginjo/ 出羽桜 桜花 吟醸

３．Izumi Gold Junmai Ginjo Sake/ 泉ゴールド 吟醸

４．Okunomatsu Toro-Ringo/ 奥の松 とろりんご
（Agent：Kado Enterprise） 

準備された4種類の酒と食事とのマリアージュ。それぞれの酒造さんからの紹介動画とMichaelさんから
舌が感じられる5つの味覚 (Salty, Bitter, Sour, Sweet, UMAMI)にはどれが合うのか口を動かしながら学んでいきました。


日本酒の魅力

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お米から造られる酒(日本酒)には、健康効果もある「アミノ酸=旨味」の含有量が他の酒類に比べてダントツ一位なんです！
旨味成分は昆布、醤油、味噌、チーズ、トマト、干しシイタケ等にも沢山含まれていますよね。
なので、同じく旨味成分を含む酒(日本酒)とは旨味と旨味が合わさって何倍もの旨味を生み出すんです！

旨味「UMAMI」はカナダの料理番組等でもよく耳にします。
今では世界共通の単語となったUMAMIの魅力が世界で注目されています。そのUMAMIたっぷりの酒(日本酒)が、同じく旨味成分を多く含む食材や調味料を多く使って作られる和食と合うのはUMAMIの融合だったんですね。

また、Michaelさん曰く、シーフードとのペアリングは、魚特有の生臭さ(フィッシュネス)をブロックしてくれて、魚の旨味を更に引き立ててくれるのだとか。
白ワインにもその効果がありますが、刺身やお寿司と合わせる日本酒って美味しいな～と思っていたのは自然な事だったんですね。


試飲した感想

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２．Dewazakura Oka Ginjo/ 出羽桜 桜花 吟醸
出羽桜酒造の代表作、香りと味のバランスが取れた吟醸酒です。プレミアム酒初心者には是非このお酒から入ってもらいたいと酒造担当者が自信を持っておっしゃっていました。
飲みやすくて爽やかなメロンの香りでした。

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３．Izumi Gold Junmai Ginjo Sake/ 泉ゴールド 吟醸
ムスコカの天然水で造られた吟醸酒。どうやらオンタリオ州ムスコカの水は、ミネラルの含有量等が京都・伏見の水レベルと近い様なんです。
まったりとした口当たりで、旨味(牛肉の合わせ味噌焼き)と合わせると旨みが増すことがよく分かりました！逆に苦味と合わせるとさっぱりといただけます。

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４．Okunomatsu Toro-Ringo/ 奥の松 とろりんご
青森産国産リンゴと特別純米酒で造られたとろりんごは、濃厚で一口ずつゆっくりと味わいたいデザート系のお酒です。しっかり冷やしてから、カナダのアイスワイン感覚で楽しみたいですね。
お酒が苦手な方でも結構イケると思います。私は辛党ですがお口直しに是非食事に加えたくなりました♡
Michaelさん曰く、塩味(Salty)の料理と合わせて‘塩キャラメル‘感覚(甘くてしょっぱい)が楽しいとか。

ちなみに、辛味はアルコール度数が上がると辛さも増します。なので、辛味とはやっぱりビール等のアルコール度数が低いものと合わせるのが無難なんですね～


楽しませていただきました

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あっという間の1時間半、コロナ渦で刺激も少ない中だったこともあり、脳にも刺激的でとても楽しく学ぶことができました。
家では和食を作ることがほとんどなのでUMAMI成分も常に食卓に並びます。
これからは、UMAMIを意識してUMAMIとUMAMIの融合を楽しんでみようと思います。

また機会があれば是非参加したい、そんなオンラインセミナーでした♡

※今回紹介したお酒につきましては、リストのAgent (卸業者さん) までお問い合わせください。


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